【フィッシュウォッチング】

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海コラム

コラムニスト: 岡 弥生

Vol.38 【フィッシュウォッチング】

世界の海へ羽ばたく

日本のフィッシュウォッチャー


マリン:さっきから、ニヤニヤして気持ち悪いわ。

写真を見ては、ため息なんて、柄でもない。


ジョー:見せてやろうか? 

長年の夢だったこの子に、やっとやっと会えたんだぁぁぁぁぁ。


:どれどれ。えっ、このハゼのこと?


:かっわいいだろう〜。

このちょっと怒ったようなキツイ目線。見つめられるとクラクラするよ。


蝶々夫人:あら、アケボノハゼじゃない。

深場に住むハゼだから、その“クラクラ”は窒素酔いの恐れもあるわよ(笑)。


:もう、なんとでも言ってくれ。

オレはとにかくコイツに会えただけで感動なんだ。

しかもちゃんとこうしてカメラに収められて、

いつもこうして持ち歩いて自慢しているんだ。


:相当の入れ込みようね。


:そうね〜。

とくにダイビングをしない人にとっては、わざわざ深場まで行く目的が、

小さなハゼのためというのは、理解できないらしいわ。


:外国のダイバーにも、そういうタイプの人ってあんまりいない気がするんだけど……。

日本人ならではの、オタク気質??


:マリン、誤解するなよ。

オタクはいまや市民権を得て、日本が世界に誇る文化にまで発展しているんだからな! 


:日本国内や日本人がよく行く海外ダイビングエリアでは、

現地のガイドさんたちが入念な潜水調査をしているものよね。


:そうそう、ガイドさんたちの知識や経験にはほんとうに驚くよ。

どんな所にどんな生き物がいるのか、大物、小物、レア物もしっかりチェックしているんだよ。


:日本のダイビングでは、デジタルカメラも普及しているから、

“いい被写体”を求めて極めていく人も多いのよね。


:ザ・フィッシュウォッチャー!? 


:そう、フィッシュウォッチングを突き詰めていくと、

たんに「ここにこの魚がいた」と見て終わるんじゃなくて、どんな性格の魚なのか、

どんな場所や食べ物を好むのか、どういう時期にどんな変化があるのか……、

環境を丸ごと見ていくことにもつながるのよね。


:ダイビングはレジャーだけど、自分の興味の持ち方によっては、

知的好奇心をトコトンくすぐられるんだよな〜。


:ジョーの口から“知的好奇心”なんて単語が飛び出すとは……。

ダイビングの影響力はスゴイわ!


ほし店長