キンチャクガニとカニハサミイソギンチャクの関係

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海コラム

コラムニスト: こばやしまさこ

Vol.15 キンチャクガニとカニハサミイソギンチャクの関係

キンチャクガニ
オウギガニ科
甲幅1㎝
分布/琉球列島・伊豆諸島以南、インド・太平洋

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本誌ではヤドカリとイソギンチャクの関係を紹介しているが、
ここではカニとイソギンチャクの関係を見てみたい。

写真のキンチャクガニはダイバーに人気のカニだ。
キンチャクガニが持っているイソギンチャクは、カニハサミイソギンチャクという。
サンゴ礁に多いカニだけど、伊豆半島にも現れることがある。

キンチャクガニがイソギンチャクを振りかざす姿が、
ボクサーに似ていることで英名はボクサークラブというらしい。
本当にイソギンチャクを振りかざすのか、また、どのように振りかざすのか、
模型の魚を近づけて実験をしてみた。

すると、キンチャクガニは模型の魚にイソギンチャクを押し当てた。
キンチャクガニはイソギンチャクを、攻撃というよりは防御のために持っているのだろう。

ところで、食事のときはイソギンチャクをどうするのか。
その場にイソギンチャクを置いてハサミで食べるということはしない。
長い歩脚でつかんで食べる。はさみ脚は使わない。
大きなエサだと直接口をつけて食べるらしい。



撮影/小林安雅
文/こばやしまさこ

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