峯水 亮さん、夜のお楽しみを語る!

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コラムニスト:渡井 久美
vol.05 峯水 亮さん、夜のお楽しみを語る!


9月11、12日の2夜連続で、「ミッドナイトダイビング」を知るイベントが東京で開かれました。会場は、渋谷のビアホール 海の家 umi cafe 渋谷店。その名のとおり、マリン調の雰囲気がお洒落なお店です。


http://ocean-academy.net/miura/umicafe.html

イベントのメインスピーカーは、水中写真家の峯水亮さん。峯水さんは、9月下旬発売予定の『日本クラゲ大図鑑』の著者で、ライフワークで浮遊性の水中生物を追っているその道の第一人者。今回のイベントでは、2日間にわたって、浮遊生物の魅力をスライドトークショーで語ってくれました。
1夜めはビギナー向き。ミッドナイトダイビングって?  浮遊系って? そんな「?」をわかりやすく紹介してくれる内容。2夜めは、すでに興味を持っている方や体験者向きとして、さらなる魅力追求がメインテーマ。
ビギナー向けの回におじゃましてきました。


峯水さんと進行役の秋野さん(デイドリームパラオ)

そもそも「ミッドナイトダイビング」とは、「ライトトラップ」などと呼ばれている、夜の海を楽しむダイビングの新スタイルのこと。夜の海に潜ると言っても、普通のナイトダイビングのように海中を水中ライトで照らしながら生き物を探しにいくのではなく、海中に仕掛けたあかりに誘われてやっている生き物たちを待ち伏せします。
なにがおもしろいって、そこに現れるのは、普段見られないようなへんてこな生き物たち! まさに未知との遭遇なんですね。幼魚よりもさらに小さい稚魚、エビやカニの幼生。まだ、浮遊生活をしているようなコたちばかり。大人になる前なので姿形は独特。たとえば、2cmくらいのロウニンアジの子供の体は半透明。ウツボの子供はヘビのどくろみたいに透き通った体をにょろっとまるめているし、大きさ5mmというカエルアンコウの超ベビーは言われなければわからない……、などなど、不思議がいっぱい。
魚たちもごく小さなうちは、泳ぐ力が備わっていないので、潮に乗って遠くに流されやすいようなカタチをしているそうです。浮力を確保するため、体表面積を大きくしたり、体を平たくして、浮力を得ているので、親とは違う形なんですね。


そんな生き物たちがどうしてミッドナイトダイビングで見られるかというとーー。普段は沖合にいるコたちが、そろそろオトナになろうかという時期になると沿岸に近づいてきて着底場所を探すからなのだそうです。
醍醐味は生き物だけではありません。「水中にたくさんのライトをセットするので、宇宙空間のような幻想的な水中の風景も楽しめます」と峯水さん。
時間帯によって、現れる生き物が変わり、深夜になるほどよりおもしろいのだとか。
浮遊生物に詳しい峯水さんならではのスライドトーク。奇妙な生き物に「ほぅ」、虹のような美しい色合いの写真に「へぇ」、と、セミナーと呼んでもいいくらいに充実した内容でした。


とってもマジメな峯水さん。開場前はちょっと緊張気味? でも、いざ始まれば実のある話題を次々披露してくれました。


クイズで、『龍馬1号』の半額乗船券などがあたりご満悦だった参加者の皆さん。

今回のイベントは、パラオで『龍馬1号』をオペレートするDayDreamが主催したもの。全長約33m、ゆったりした仕様の『龍馬1号』がベースなら、洋上に停泊しているので時間を選ばず最適なポイントでが楽しめます。そんな利点を生かし、DayDreamでは、12月に2回、4月に2回、日中のダイビングとミッドナイトダイビングを組み合わせたスペシャルクルーズを予定しているそうなので、昼も夜もパラオの海でスーパーダイビングを楽しみたい!という方は、ぜひチェックを。
DayDreamCruise
http://daydream-cruise.com/

コラムニスト

渡井 久美(わたい・くみ)

月刊ダイバーのProduction Manegerという名のなんでも屋(!?)。BCのなかった時代にダイビングを始めて、細〜く長〜く潜り続けてます。好きを仕事にしたら、こうなりましてーー。趣味はカエルグッズ収集、事務所デスク周りは黄緑色満開、自宅に所蔵するカエルグッズは1000を超えます。カエル関連の貢ぎ物、大歓迎!

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