ダイバーのロマンを感じるワイン パッソピッシャーロ

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コラムニスト:ソムリエ太郎
vol.06 パッソピッシャーロ(赤ワイン)


パッソピッシャーロ(Passopisciaro)

みなさん、こんにちは。
秋晴れが続き、心地よい日が続いていますね。
“スポーツの秋”、“読書の秋”、“芸術の秋”……と楽しみがいっぱいな季節ですが、なかでも、旬の食物をたくさん味わえる“食欲の秋“は、絶対はずせませんよね。
キノコ料理やジビエ(野生の鳥獣)など、香りや味わいがしっかりとしたお料理には、やっぱり赤ワインが合います。ということで今回は、本コラム初の赤ワイン「パッソピッシャーロ」をご紹介したいと思います。
このワインの生い立ちにはちょっとしたロマンがあります。さらに生産地シチリアは、ダイバーにも縁のある、ロマン溢れる映画の舞台となった場所。
ダイバーである皆さんだからこそ感じられる、趣があるかもしれません。

「忘却されていた産地エトナから生まれた、忘れ得ぬ、記憶に残るワイン」

イタリアのシチリア・エトナで生まれた「パッソピッシャーロ」は、そんなふうに評されています。 少しロマンを感じるエピソードが、そのわけを教えてくれます。

地球創世の時代に地の底から地殻変動で出来たイタリア半島。最も大きな圧力で突き上げられたエトナは今でもマグマが噴き出る活火山です。そんなエトナ火山の北斜面、なんと標高1,000mを越える場所にあるブドウ畑は、火山灰と溶岩が風化し粉末化した土壌がミネラルを豊富に含み、樹齢100年を超えるという、古木のブドウ”ネレッロ・マスカレーゼ”(以降、ネレッロ)が広がっています。 これが、「パッソピッシャーロ」の原料であるブドウです。
1960年代くらいまではたくさん植えられていたのですが、以降、急激にその数を減らしていきます。
誰もまったく耕さずに放置されたネレッロ。エトナに残っていたこの忘れられたブドウの樹を発見したのは、イタリア・トスカーナで偉大なワイン「トリノーロ」を造る鬼才・フランケッティ氏でした。ネレッロは、この鬼才との運命的な出会いによって、シチリアを代表する偉大なブドウ品種として名声を得ることになったのです。

以降、それまでの「シチリアワイン=安い庶民派ワイン」というイメージを覆し、よどみなく果実実に溢れ、高貴ささえ感じる優美なワイン造りは、たくさんの人々を魅了してきました。
グラスに注ぐと、エレガントさを感じるルビーレッドのワインから漂うベリー系赤果実のフレッシュで心地よい香り。見た目と香りからは想像できない重厚な個性ある味わいに、嬉しい驚きを感じてしまうでしょう。

何より、シチリアは食の宝庫。ワインは、その土地の食文化に合うように造られていることが多く、「パッソピッシャーロ」も例外ではありません。
漁業が盛んで、有名なマグロやタコ、イワシなど新鮮な生魚の料理や、畜産・酪農も盛んでお肉やチーズも美味しい。豊かな食文化に寄り添ったワインは、色んな食材、料理との相性が良いので、グルメな秋にピッタリなのです。

もう一つ、ダイバーの皆さんにお伝えしたいのは、産地であるシチリアは映画「グランブルー」の撮影地であったということ。私の友人(ダイバーです)も「大好きだ」と言っていましたし、この映画がきっかけとなりダイビングを始めた方もいるとか。実際は皆さんの楽しんでいるダイビングとは違う「フリーダイビング」が題材ではありますが、シチリアの美しい街並や、海、海中の景色、そしてロマン溢れるストーリーは、心に残っている方も多いのではないでしょうか。私もその一人ですが、海に潜り、実際の海中を知っている皆さんだからこそ、より強く感じるものがあると思います。

そんなロマンに想いを馳せて、おいしいお料理と「パッソピッシャーロ」を味わうことができるのも、ダイバーの皆さんならでは、と思うのです。


ワインの違いはどこから??

いままで、たくさんワインについて語ってきましたが、そもそもワインとはどんなお酒でしょうか??
「種類が多すぎて良くわからない」
なんてことも良く耳にしますが、どうしてこんなにワインは種類が多いのか、少し紐解いてみましょう。

ワインの種類の秘密を知る鍵、それは原料にあります。
実は、ワインは原料の「葡萄」のみで造られています。
お酒にも色々ありますが、例えばビールの場合、原料となる「麦芽」や「ホップ」に加えて『水』が必要です。
日本酒を作る場合は、原料となる「お米」に加えて『麹』が必要です。

ワインには『水』も『麹』も必要ありません。「葡萄」だけあれば十分なのです。
葡萄果汁を放置しておくと、自然に大気中の酵母が反応して発酵が始まり、ワインができます。つまり、葡萄がそのままワインになるのです!


ワインの原料はブドウだけ!

葡萄は農作物なので、出来の良い年があれば、もちろん悪い年もあります。
チリのように一年中ほとんど雨が降らない国もあれば、ドイツのように寒さが厳しい国もあります。そして、その国々でそれぞれの土地にあったブドウ品種が植えれらています。

だから世界中でこれだけの種類のワインが生まれ、それぞれに個性があるのです。

気が遠くなるほど奥が深い世界ですが、そのワインが作られた場所やその年の気候に思いを馳せながらワインを味わうのもいいものです。
そんな飲み方を楽しめるようになったら、あなたも立派なワイン通!

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パッソピッシャーロ

ワイナリー名>>パッソピッシャーロ( Passopisciaro Srl - Societa' Agricola)
ワイン名>>>パッソピッシャーロ(Passopisciaro)
原産国>>イタリア
品種>>ネレッロ・マスカレーゼ100%
種類>>赤ワイン
味わい>>フルボディ
飲み頃温度>>17℃
アルコール度数>>15.5%
容量>>750ml
希望小売価格>>4,860円+税
購入はこちら(web検索)

コラムニスト

ソムリエ太郎
ワインこよなく愛し、普段は寡黙だがワインのことになると話が止まらない。
レストランでのソムリエを経て、今はワインのインポーター(株)モトックスのマスコット的存在。

>> モトックス(http://www.mottox.co.jp/)

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