生活場所が皆と違う!?浮遊生活を送るウミウシたち

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コラムニスト:堀口和重
vol.15 生活場所が皆と違う!?浮遊生活を送るウミウシたち

みなさんは『ウミウシ』といわれて、どんな生活をしているとイメージしますか?
ほとんどの方は、ウミウシは着底して移動したり、何かに擬態をして人々の目を欺けて生活する姿を想像すると思います。
なかには、ミカドウミウシのように泳いで移動ができるウミウシもいるのですが、今回は少し変わった浮遊生活を送るウミウシをご紹介していきたいと思います。
まずは浮遊生活を送る透明ボディーのウミウシ、ササノハウミウシ。


ササノハウミウシ

通常は光に集まる生き物ではありませんが、この時はたまたまライトトラップ中に発見しました。緑色の淵がきれいに見られるのが特徴の一つ。うねうねと体を動かしながら移動していきます。
そしてもう1種類がこちら。


コノハウミウシ

同じように浮遊生活を送るウミウシの一つで、コノハウミウシも稀に確認することができます。
この内臓が透けている感じが「エグかわいい♡」と思う人もごく一部いるかも?
魚が泳ぐように、尾鰭のような部分を動かして進んで移動していきます。
以前、ゲストの方が「変な生き物がいる!」と水面で教えてくれたのがこのコノハウミウシでした。ほとんどのダイバーの方は、これがウミウシであるとは思わないでしょう。
どうやら、クラゲを食べるウミウシで、小型のクラゲなどが多い時に一緒に確認できる可能性が高いことが分かりました。時期的には秋から春にかけて、クラゲ紛れて見かけることがあります。
そしてこれからの季節は、別種でカツオノエボシなどの毒性の強いクラゲに取りつくウミウシも出てくるのです。見かけたらクラゲに刺されないように十分注意して、チャンスがあれば観察してみるのも面白いと思いますよ!

コラムニスト

堀口 和重(ほりぐち・かずしげ)さん
西伊豆大瀬崎の<大瀬館マリンサービス>でガイドとして勤務。好きな生物は、クラゲ類・幼生類・ホタルイカモドキの仲間などの浮遊系。水中写真家・阿部秀樹氏のライトトラップに影響を受け、3年前よりナイトダイビングが可能な日は撮影&ガイドを行っている。1986年生まれ。

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