宮古島でるんるんゆるフォト♪

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コラムニスト: むらいさち
Vol.26 宮古島でるんるんゆるフォト♪


やっぱり宮古と言えば地形!
アントニオガウディの美しさは群を抜いています!

最近、夏の日焼けが落ちてすっかり色白マンになっているさちです。
さて、今回は先日行っていた宮古島の写真でゆるフォトを行っていきます。まだ2回目くらいですが、ちょっとだけ慣れた宮古島。ダイナミックな地形から小さな生物まで幅広く楽しめる海。何本潜っても、飽きません。同じポイントでも、地形で攻めるのかマクロモードで攻めるかで全然違って感じます。そんな宮古島で写した小さな生物の撮り方のポイントと、意外と難しいという意見を聞くワイド写真の撮り方を今回は紹介しますね。
人が少ない冬だからこそ、広い海を独り占め、影練して、こっそり上手になっちゃいましょう! やっぱり海が大好き! さて今月もスタートしましょう!(月刊ダイバー2015年2月号掲載)

秋に訪れた宮古島でも、徐々に水温が下がりウミウシが増えてきていました。夏の間はどこに行ってるのでしょうか? 今回のウミウシ君はよく動くタイプ。もちろん動かないタイプの子のほうが撮影はしやすいですが、そう言ってばかりもいられませんね。粘ってがんばってみました〜。

とりあえずの1枚! まずは記録としてちゃんと残すという意味では、こういったカットも必要です。いつ逃げてしまうかわかりませんからね。

さて、これから作品に仕上げます。動く方向に先回りして正面を狙います。ストロボの明るさも調整しつつ撮影。思った以上に動きが速く苦戦・・・。なんとか写した1枚。これでいいかなと思ったのですが、しっぽが切れているのが気になり、もう1度トライ。

カーブした瞬間の正面を狙い撮影! なんとか全身を入れながらも作品的に撮れました。しかし、動きが速いのでピント合わせにはちょっと苦労しました。あきらめずに、粘るしかないですね……。

個人的に顔のように見えるホヤが好きです。だって、眺めているととても幸せな気持ちになるから。思わずこっちも笑顔になってしまいます。そんな気持ちを写真でちゃんと表現してあげないと、ホヤを撮る意味があまりないですよね。これも実際に撮影した順番にお見せしますね。作品に仕上げるまではこんな感じです。

まずは目に入った笑いボヤを撮影。このホヤは大きさ5㎜ほど。このくらいの数だと近くまで寄ってもこの大きさ。よくわかりません。しかも露出が暗いのでさらにわかりにくくなっています。

そこで近くにホヤがないかを捜索。見つけました! ホヤの群生。白いのも交じってなんだかおもしろい雰囲気。とりあえず画面いっぱいホヤになるように近づいて撮影。う〜んちょっと暗いかな?

ストロボの光を少し強くしてみました。おー!そうすると、ホヤの表情が浮き出てきましたね。このホヤの場合は顔の表情が黒で表現されているので、明るめにしたほうが浮き立ってきます。こうやって試行錯誤していくと、写真の勉強にもなりますよ。

先日、ある人にワイドの写真が難しいという質問を受けました。撮り方はいろいろありますが、うまくいかない原因の1つとして、見たまま撮ってしまっているというのがあります。人間の高性能な目で見るととてもきれいだけど、写真だとそれが表現できないこともよくあります。そんなときはアクセントになるものを探してみましょう。

サンゴ礁に、キンギョハナダイが群れていて、その光景がとてもきれいだったので撮影してみました。が、キンギョハナダイは小さく、何を表現したいのかがわからない写真に……。これはちょっと微妙ですね。

そこで場所は違いますが、アクセントにソフトコーラルを入れてみました。地形がおもしろいポイントだったのですが、それだけだと絵にならなかったので、ストロボをたいて、色を出してみました。ソフトコーラルがないととても寂しい写真です。

水中では色のあるものが少なくなります。地形ポイントでは黒と青だけの世界。それはそれでいいのですが、なんだか寂しくてありきたりになってしまいます。この写真のように、イソバナの赤が入ってくると画面も華やかになりますね。ぜひ、こういったアクセントを探して画面に入れ込んでみてください。

今回のまとめ

今回は宮古島で出会った、生物や地形の撮り方などを紹介しました。ワイド写真については質問も多いので、あらためて撮影方法を紹介できたらいいなと思っています。
今回お見せした写真はたったの9枚ですが、ここに至るまではその数倍、シャッターを切っています。
デジカメの時代になってから、何枚でも撮れるということで、より感覚的に写真が撮れるようになったと思います。そういった、デジタルのいいところはどんどん使って、撮影画面をチェックしながら、自分の思い通りの絵になるまでがんばって撮影してみてくださいね。

コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。6年目にして「ミラーレス編」へ。スタンスは変わらず「ゆるく楽しくミラーレス!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com
>>月刊ダイバーで連載中

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