フィリピンボホールでのんびりマクロダイブの巻

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コラムニスト: むらいさち
Vol.27 フィリピンボホールでのんびりマクロダイブの巻


水中で咲くお花はとってもきれいで大好きです。
動かないし被写体には最適ですね♪

水温27度でも、ロクハンを着たいと思う、寒がりさちです(汗)。
さて今月は、フィリピンのボホール島にお邪魔して撮影してきました。フィリピンといえば、魚の宝庫。その数も種類も世界で指折りです。確かに潜っていると、魚の多さに驚きます。どこを見ても魚・魚・魚、この魚達の生活を支えるだけのエサがあるというのもすごくて、それだけ豊かな海という証でもありますね。サンゴや魚の群れなど、ワイドも楽しいのですが、今回はやっぱり魚の撮影にフィーチャーしていこうと思います。
ボホールの海で出会った魚達をどうしたら作品にまで仕上げられるのか、そのヒントをお伝えできればと思います。 では、今月もいってみましょー! (月刊ダイバー2015年3月号掲載)

ボホールの海では比較的よく目にする、ニチリンダテハゼ君。名前の通り、背びれの模様がとてもキュート! 体の色合いもきれいだし、性格もおっとりしていて、すぐには逃げないので被写体にはばっちりです。もし見かけたら、そっと近寄って撮影してみてください。

まずは1枚。ハゼはすぐ引っ込む可能性があるので、遠目から1枚写しておくといいです。これはストロボに慣らす効果もあります。

そっと寄ってみる。思いのほか警戒心が強く、このくらいが限界の雰囲気。警戒している姿を見ながら駆け引きしてみましょう。背びれは閉じたり開いたりしているので、開くタイミングを見計らってシャッターを切りましょう。

ハゼは正面から撮影したくなりますが、この子の場合は、やっぱり背びれが特徴的なので、それがちゃんとわかる構図を選んで写してあげます。たとえばこれが正面だと、背びれの柄も見えず、ただのダテハゼに……汗。

個人的に大好きなカニハゼ君。そう、背びれに目のような模様があり、カニに擬態しているようなので、カニハゼという名前が付いたようです。見ていると、動きも前に進んだり戻ったりしていて、カニのようで、とてもかわいい! あまり逃げる子ではないので、被写体としても撮りやすいのです。

まずは1枚。とりあえず写しました……。ぽつんと過ぎてよくわかりませんが……、ここから粘ってみました。

少し待っていると、近くのパートナーといっしょに画面に入る瞬間をゲット! が……、ちょっと構図的には微妙ですね……。ならば、なんとか2匹のステキな写真を狙いましょう。

2匹寄り添って同じ方向を向いている瞬間をゲット! とてもかわいらしい写真が撮れました。このぐらいと画角をイメージしておいて、そこに2匹が入る瞬間を待ちます。こればかりはじっと待つしか方法はありませんね。

プランクトンの多いフィリピンの海は、海藻やホヤ、イソギンチャクと、魚以外の生物もとても充実しています。ほとんどのダイバーは見過ごしていますが、そんな何気ない風景も作品になります。

海で見ると黒っぽいのですが、光を当てると赤くてとてもきれいなソフトコーラル。海を背景にして爽やかに仕上げています。

これもよく見かけるホヤなのですが、青ってとてもきれいですよね。なんだか宝石のようでした。

ホヤとお花のコラボです。そのままではつまらないので、ちょっとブラして雰囲気を出してみました。個人的には、水中でもお花を撮影しているときはとても楽しいです♪

今回のまとめ

今回はフィリピンのボホールで撮影してきました。やっぱりこれだけ条件が揃っている海なので、潜っていても被写体は多いし飽きることがありません。深くまで行かなくても、いくらでも撮影ができるのもいいですね。
しかし、目移りしてどれもこれも撮影が中途半端になりがち……。そのあたりに気を付けて、あれこれ写すのではなく、ある程度被写体を絞り込んで集中して撮影することをオススメします。

コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。6年目にして「ミラーレス編」へ。スタンスは変わらず「ゆるく楽しくミラーレス!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com
>>月刊ダイバーで連載中

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