秋の稚魚には不思議がいっぱい

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コラムニスト:堀口和重
vol.19 秋の稚魚には不思議がいっぱい

秋も中盤戦に差し掛かりました。今まで現れていたチョウチョウウオのトリクチス幼生などの姿は一気に見られなくなり、かわりに秋らしいなぁという生き物がどんどん姿を現し始めています。今回もまた日中のダイビングではお目にかかれないような稚魚たちをご紹介します!

最初にご紹介したいのは、去年のコラムにも載せたアカマツカサ属の稚魚。

去年の写真はこちらにもあります。
vol.3 もうすぐ夏!こんな子、あんな子に会えるかも!

アカマツカサ属の仲間
アカマツカサ属の仲間

夏の終わりから秋の初めに出てくる稚魚の1つ。こんな黄色と青のボディの稚魚が、どうしてあの真っ赤な成魚へ変化していくのが不思議でたまりません。

そして今回の私のイチ押し、皆さんにぜひ見てもらいたいのがこの稚魚。

タチウオの仲間
タチウオの仲間

子供のときから縦になって泳ぎ、大人になっても変わらず縦に泳ぐ魚。釣りでも人気の魚で、大人は光に突っ込んできます。大瀬崎でもナイト中に急に現れてドキッとし経験はあります。

じつはこの稚魚、タチウオの仲間。体を縦向きにしてライトの上に振ってくるように現れたので驚きました。もともとは銀色なのですが、ストロボの発光でこんな赤い色になったようです。

 

ネズッポ科の仲間
ネズッポ科の仲間

オタマジャクシのようですが、こちらはネズッポ科の仲間の稚魚のようです。全長はだいたいで8mm。水中で見つけた時はフナムシやワレカラ、アミ類の仲間に近いクーマ目の仲間という別の生き物かなぁと思 いましたが、シャッターを切っているとなにかへんだと気が付き、確認してみるとそれが魚だとわかりました。

これだけ夜の海に潜っているのですが、まだまだ見たことのない生き物はたくさん。秋の稚魚はまだまだ盛りたくさん! ですよ。

参考資料・日本産稚魚図鑑 
協力 公益財団法人 海洋生物環境研究所 中央研究所 小嶋 純一 

コラムニスト

堀口 和重(ほりぐち・かずしげ)さん
西伊豆大瀬崎の<大瀬館マリンサービス>でガイドとして勤務。好きな生物は、クラゲ類・幼生類・ホタルイカモドキの仲間などの浮遊系。水中写真家・阿部秀樹氏のライトトラップに影響を受け、3年前よりナイトダイビングが可能な日は撮影&ガイドを行っている。1986年生まれ。

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