夏はやっぱりワイド!

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コラムニスト:むらいさち

Vol.57 夏はやっぱりワイド!

メインイメージ

岩の裏側に小さなウチワがたくさん。ちょっと宝物を見つけた気分です♪

ほんとはワイドが大好きな、むらいさちです。ついに夏!夏が来ましたね~。キンチョウの夏、ワイドの夏が来ましたよー。もちろんマクロだって楽しいけれど、夏なら心広くワイド撮影を楽しんでみてはどうでしょうか?

先日、沖縄本島に撮影に行ったときの写真を使って、今回はワイド撮影のレクチャーなんかができればと思っています。「沖縄なら本島よりもやっぱり離島!」と思っている方も多いかもしれませんが、沖縄本島のサンゴ礁は復活してきています。生き物はもちろん、サンゴ、地形、群れとワイド撮影にも魅力的な要素がいろいろとそろっているんですよ。ワイド撮影は、画角が広いぶん細かい所まで気をつけて撮影しないと、余計なものが写り込みやすくなります。それだけに画面構成が大切になります。そんなことを意識しながら、ゆるフォト、スタートしたいと思います!

ライン

01.サンゴをいろいろ

近年沖縄のサンゴ礁は大きく復活してきています。だんだんと目にする機会も増えてきたサンゴを、いろいろなバリエーションで撮影してみました。サンゴだって立派な被写体になりますよー。

写真1

いつも上から見るテーブルサンゴを下から撮影。太陽を裏側に入れて、隙間からのキラキラを狙いました。

写真2

サンゴ礁の中にいるクマノミちゃんです。ただサンゴ礁を写すだけでなく、アクセントになる被写体を絡めるとよりいいですよね。

写真3

丸いサンゴの形がわかるようにあえて真上から撮影してみました。それぞれ形も違うので、その特徴がどうすれば生きるのか、そんなことを考えながら撮影してみてください。

ライン

02.ワイドといえば地形でしょ!

ダイナミックな地形に出会ったとき、そのすべてを写真に収めたい、そう思いますよね。基本的に地形の撮影はストロボを使うことがあまりないので、そこまで難しいものではありません。広角レンズを手に入れたらぜひチャレンジしてみてください。

写真4

まずは1枚。地形撮影では、岩の部分が多いと画面の中に黒い部分が多くなります。するとカメラは暗いと考え、露出を明るくします。その結果、写真のように明るい海の部分が白飛びしてしまいます。

写真5

そこで、露出を暗くすることによって、白飛びを抑えます。あまり暗くすると、全体のイメージが変わってきますので、自分が好きな明るさになるように調整しましょう。

写真6

同じ地形でも、撮影する角度でイメージがぜんぜん変わります。同じ画角ばかりでなく、いろいろ動いて新たな角度で撮影してみましょう。

ライン

03.お魚いっぱい

最後は、洞窟の穴の中にいた、キンメモドキの群れの撮影です。僕はいつも撮影しながら、自分なりの正解を探しています。今回はその流れをお見せしますね。

写真7

穴の奥に、キンメモドキの群れがいたので、とりあえず1枚。奥が暗く、写真も微妙な結果に……

写真8

そこで、反対向きになって海の青を入れようと思いました。洞窟の雰囲気も伝えつつ、さわやかな1枚が撮れました。

写真9

あとは、キンメモドキの群れがいい形になるのを待つのみです。そして粘って写した1枚がこれになります。海のブルーと、魚の躍動感をいっしょに表現できました。

コラムニスト

コラムニスト

むらい さちさん
プロカメラマンなのに、メカが苦手という致命的な欠陥があるが、だからこそメカが苦手な女性の気持ちがよくわかると勝手に思い込みこの連載をスタート。スタンスは、今も変わらず「ゆるく楽しく水中写真!」。

>>Official webサイト:muraisachi.com
>>DIVERで連載中

(DIVER 2017年9月号掲載)

※次回、2017年10月号掲載分からはDIVERMAGにて掲載いたします。

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