沈船が見たいダイビングスポット

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沈船(レック)ダイビングがしたい

沈船(レック)ダイビングについてご紹介。実際にレックダイビングができるスポットを探すことができます。

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写真=杉森雄幸(S)、古見きゅう(F)

海底に沈んだ船や飛行機などを目当てに潜るのがレックダイビング。漁礁として、探検として、歴史発掘として……レックの数だけ楽しみかたもさまざま。世界の海にはたくさんの船が沈んでいるが、日本にも有数のレックポイントがある。レックポイントの楽しみかたを知れば、きっと誰もが新しいダイビングの奥深さに出会えるはずだ。

レックダイビングに挑戦!

レックダイビングって?

レックダイビングって?

レック(wreck)とは、英語で難破や破壊、難破船を意味している。日本では、一般に「沈船ダイビング」を指すことが多いが、船だけでなく飛行機などが含まれることもある。いずれにしても、海に沈んだ船や飛行機などの人工物を目当てに、その周辺や内部を潜るのがレックダイビングだ。戦争や海難事故などで沈んだものもあれば、意図的に沈められたもの、原形を留めているもの、魚たちの漁礁となっているものまでさまざま。船内に入ることができるものもある。

必要な器材やテクニックは?

必要な器材やテクニックは?

ポイントにもよるが、レックダイビングのポイントは比較的水深が深く、ディープダイビングになることが多い。また、潮流が複雑な場合もある。そのため、潜降・浮上がスムーズにできる、中性浮力がしっかり取れるなど、ある程度のスキルがあることが望ましい。船内を潜る場合は、構造物がもろく壊れやすいのでフィンで蹴り上げたりゲージ類を引っかけたりしないように注意を。水中ライトもあるといいだろう。もちろん、初心者から潜れるレックポイントもある。

レックダイビングのお楽しみ

レックダイビングのお楽しみ

なんといっても、冒険心をかき立てられるダイビングが味わえることではないだろうか。水中ライト片手に、ふだん見ることのできない計器類や大きなスクリューを探索したり、かつての人々の痕跡を見つけたり。迫力あるワイド写真や、映画のようなビデオ撮影を楽しむダイバーも少なくない。また、船体は生き物たちのかっこうの住みかにもなっている。色鮮やかなソフトコーラルや小魚がびっしりと付き、沈船という人工物とのアンバランスさが不思議な感覚を呼ぶ。

もっと知りたい沈船(レック)ダイビングのこと

もっと知りたいマンタのこと

古宇利島

「エモンズ(USS Emmons)」

’45年4月6日、沖縄県の伊江島沖で、日本軍の神風特攻隊の攻撃を受け大破、漂流したアメリカ軍の高速掃海艇『USSEmmons』。情報漏れを恐れたアメリカ軍によって、翌7日に撃沈処分されたと言われる。時々流れ出す油から、地元漁師の間ではその存在が知られていたが、実際にダイバーが潜って調査・発見したのは’01年2月のこと。水深が32 ~ 43mと深く、相応のダイビング経験が必要。船首から船尾まで106mある巨体は破壊されつつも荘厳で、127mmの主砲やスクリュー、機銃、ヘルメット等は見るものを圧倒する。

熱海

「沈船」

全長81mと国内最大級の沈船ダイブが楽しめる。砂を運んできた砂利運搬船『旭16号』が水面で折れ曲がってしまい、そのまま二つに分かれて沈んだもので、甲板などにはウミトサカやソフトコーラルが付いてとってもカラフル。また、沈船の周囲に群れるワイドな魚影も見どころとなっている。水深が25 〜 30mとやや深いので、ガイドの指示にはきちんと従うこと。

与論島

「沈船あまみ」

全長57mの元海上保安庁巡視船『あまみ』が真っ白な砂地に眠っている。ツバメウオ、ヨスジフエダイなどたくさんの魚が住み、カメとの遭遇率も高い。なお、船はその役目を終えて、レックポイントとして沈められたもの。

南紀白浜

「沈船」

水深18mのところに全長31mの沈船が横たわっている。レックポイントとして沈められたもので、船の周りにはアジやイサキなどが群れ、内部にはキンメモドキやネンブツダイなどがぐっちゃり。水深が浅く、初心者からOK。少々狭いが、船内探索も楽しめる。なお、潜るには沈船利用券(315円)が必要。

土肥

「沈船」

漁協協力のもと、1889年1月に「弁天丸<沈船I>」、1990年4月に「水天丸<沈船II>」、現在までに大小10隻の船が沈められ、レックポイントとして楽しめる。<沈船I>から<沈船II>まで流して潜る沈船巡りができるのもこのポイントの特徴。

小笠原諸島

小笠原には、第二次世界大戦の時に沈んだ船が点在しており、本格的なレックダイビングが楽しめる。海底でバラバラになったものもあれば、原型をとどめて横たわっているものも。悲しい戦跡が今では魚たちの隠れ家になっている。

欧米人の間では高い人気を誇るレックダイビング。海外に行けば、かつての戦争で沈んだ日本の船が魚たちの漁礁としていまもなおそこに眠っている。アドベンチャー、歴史、フィッシュウォッチング、さまざまな側面を持つレックダイビング、その魅力は尽きない。

沈船が見たい人のためのダイビングスポット一覧

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