今月のダイバー 女性ボートレーサー高橋 淳美さん

ダイバーオンライン

ダイビングスポットの検索、ダイビングライセンスの取得、ダイビングツアーを探すならダイバーオンライン

twitter facebook スタッフブログ instagram 月刊DIVER

今月のダイバー 女性ボートレーサー高橋 淳美さん


女子賞金ランキング12位、
ダイブマスターの女性レーサー

文=須賀 潮美 人物撮影=加藤文雄

オフタイムには世界の海を潜り歩く

“プロレーサー”の肩書を持つ女性はどれだけいるだろうか。車やバイクなどモーターレースの世界にはおそらく数名しかいないが、ボートレースには現在191名の女性レーサーが在籍する。しかもボートレースの一般戦は男女混合、女性レーサーが男性レーサーと互角に競い、勝つことも珍しくない。女性レーサーの勝ち姿のカッコ良さからファンになる人も多い。
女子リーグ戦、G1レースの女子王座決定戦や賞金女王決定戦などの女子限定のレースは注目度も高いという。


トップレベルの女子レーサーによるGⅠレース「賞金女王決定戦」。
昨年末、高橋さんは「優勝したら丸坊主!」を宣言して、気合いを込めて参戦した

プロレーサー歴27年の高橋淳美さんは、昨年は「賞金女王決定戦」に出場。女子賞金ランキング12位、年間賞金は2400万円を超えた。女子最多出走を誇るトップレーサーの高橋さんは、オフタイムにはダイビングを楽しんでいる。ダイビングを始めたのは23年ほど前になる。 「海が好きでしたし、旅行のついでにCカードが取得できると聞き、同期のボートレーサーや友人といっしょにバリ島で取得しました」
じつはボートレーサーの中には、ダイビングを趣味にする人が少なくない。レースは1週間程度集中的に出場するとしばらくはオフタイムに入ることから、長期の休みが取りやすい。高橋さんも、レッドシー、カリブ海、モルディブ、シパダン島&マブール島と世界の海を潜り歩いている。
「レーサーのダイビング仲間は20名ほどいますね。皆でダイビングに行ったときはレースの話はまったくしません。オンとオフの切り替えが必要な仕事なので、皆思う存分ダイビングを楽しんでいます」 ダイビングを楽しむいっぽうで、高橋さんはダイブマスターまでステップアップしている。ステップアップしたのは、ゆくゆくは海に携わる仕事ができたらと思っていたためだ。

「私がダイビングを始めた頃は、ボートレースの女子選手は、30歳くらいになると引退していたんです。私も第二の人生を考え、ダイビングの資格を取っておこうと思ったんです」
バリ島でオープンウォーター、アドバンスを取得すると、レスキューコースはモルディブで、ダイブマスターは再びバリ島で取得した。
「モルディブのリゾートで溺水者の曳航や人命救助のトレーニングをしました(笑)。ダイブマスターの時はゲストにブリーフィングもしましたし、タンク2本を両手に持って、運んだりしました。ボートレーサーは60㎏くらいのエンジンを自分たちで運ぶので、身体を動かすことには慣れていますし、仕事は早いですよ」

ボートレースと
ダイビングに共通するもの

世界の海を潜り歩くとともに、精力的に国内の海にも潜る高橋さん。いろんな海に潜った結果、もっとも美しいと思うのは沖縄の海だと言い切る。
「どの海よりサンゴが豊富で海の景色がきれい。日本ってすごいな~と思いますね。沖縄を世界一きれいな海に任命したいです」
ダイビングを始めた当時は大物ばかりに目が行っていたが、汽水域のハゼを求めて、西表島に通い詰めたこともある。
「本数が多くなってきたら小物に目が行くようになって、足の立つような場所に潜り、ハゼ待ちでじっとしていたり(笑)。かなりマニアックに潜るようになりました。水中写真にも入れ込んで、写真雑誌に投稿したこともあるんですよ」
第二の人生のためにとダイブマスターまで取得したが、気づけば今も現役レーサーとして第一線で活躍し続けている。高橋さんがボートレーサーになった80年代以降、女性の社会進出が進み、結婚や出産で仕事を辞める女性は少なくなった。ダイビング界でも女性ダイバーが急増し、年齢に関係なく楽しむ姿が珍しくなくなった時代でもある。

スピードを競うボートレースの世界とは違い、ゆったり海中散歩を楽しむ高橋さん

ダイビングには色鉛筆も持参し、カラフルなイラストをログブックに書き込んでいる

「時代とともに女性レーサーが辞めなくなったんです。前は結婚したら『いつ辞めるの』と聞かれたのが、今は『いつ復帰するの』と言われるようになりました。女子リーグ戦など、女性が活躍できるレースも増えました。今までの女性レーサーの最高齢は57歳です」
男性、女性の区別がないこと、年齢制限がないのはボートレースとダイビングに共通するものだ。高橋さんは、その他にも共通するものがあるという。
「私がダイブマスターまで取得したのは、ダイビングは楽しいいっぽうでリスクもある。何が危険でどう対処すればいいのか、きちんと知っておきたいというのもありました。ダイビングは気を抜くと命に関わることもありますから、緊張感を持って楽しむ必要があります。ボートレースも気を抜くと危険ですから、レースを楽しんでいますがつねに緊張感を持っている。そこも共通するところです」。


地上9階のボートピア梅田。連日、多くのボートレースファンの熱気にあふれている

ボートピア梅田

大阪市北区堂山町18‐8(JR大阪駅から徒歩5分、阪急梅田駅からは徒歩4分、阪神梅田駅、大阪市営地下鉄梅田駅&東梅田駅から徒歩8分)
Tel.06-6363-7380
HP:www.suminoe.gr.jp/umeda

平和島をはじめ、全国24のボートレース場で行われるレースの中から1日最大5場60レースの舟券を発売する。5階まであるフロアは、2&3階は一般席、4階はゆったりとしたシートの有料席、5階のVIPフロアには、団体個室のロイヤルルームをはじめ5つのタイプのルームがあり、質の高い空間を提供する。明るく、開放的な〈ボートピア横浜〉は女性や初心者にも人気が高い。1階のインフォメーションコーナーでは、初心者向けのガイダンスも行っており、女性のボートレースアドバイザーが、施設の案内、舟券の購入方法、レースの楽しみ方などを教えてくれる。毎日朝10時からの開館で、入館料は無料、年間360日営業。夜9時まで営業していることから、横浜観光や会社帰りに気軽に立ち寄れる。

[ボートピア梅田イベント予定]開設7周年「Love U」キャンペーンを実施。阪急東通商店街の協力店舗で利用した1,000円分以上のレシートを専用用紙またはハガキに添付し、ボートピア梅田の応募箱へ(郵送でもOK)。抽選でペア15組30名様をUSJにご招待。他にもスクラッチ抽選会やオリジナルグッズプレゼントなどがある。詳細はボートピア梅田のHPへ。

[高橋淳美選手の出場予定]3月13~17日大村、3月21〜26日びわこ、4月15〜20日唐津(名人戦)のレースに出場予定。以後のスケジュールは、ボートレース公式サイトの「データから調べる」から「ボートレーサー検索」で選手の名前を入力すると、出場予定が確認できる。
公式サイト:http://www.boatrace.jp

月刊ダイバースタッフといっしょにボートレース場へ遊びに行きませんか? ビギナー向けのレクチャー実施、特別室での観戦、ピット場見学、チーム対抗舟券予想ゲームなど、特典満載です。3/29(土)ボートレース戸田で実施予定。参加費は無料です。詳細はhttp://www.diver-online.com/special/detail/id/141/


8階の卓上モニター付きの在席投票シート。
利用料は1日¥2,500


初心者向けのサポートデスクがある「うめぼー広場」では、
うめぼーのキャラクターグッズなども販売されている