今月のダイバー 森作広大さん 大澤真菜さん

ダイバーオンライン

ダイビングスポットの検索、ダイビングライセンスの取得、ダイビングツアーを探すならダイバーオンライン

twitter facebook DIVERMAG instagram 月刊DIVER

今月のダイバー 森作広大さん 大澤真菜さん

オフタイムは2人で伊豆へ。
ボートレーサー夫妻

文=須賀 潮美 人物撮影=尾崎 たまき

 

水上の格闘技、ボートレースで活躍する夫妻

生後1か月の愛娘、ひまりちゃんを抱き、仲むつまじい森作広大さんと大澤真菜さん。爽やかな森作さん、小柄でキュートな大澤さんはその外見とうらはらに、ともに水上の格闘技ともいわれるボートレースで活躍するレーサーご夫妻だ。
お2人の出会いは、ボートレーサー養成学校のやまと学校に同期で入学したこと。ボートレーサーを目指したのは、ともに運動が好きということだった。
「僕は子供の頃から運動が好きで、中学、高校時代も運動しかしてこなかったので、何か運動することが仕事になればいいなと思っていました」(森作さん)
「私も運動が好きで、身体が小さいのはボートレーサーに向いていると父に言われたのがきっかけです。でも、それまでボートレースを見たこともなく、どんなものかまったく知らなかったんです」(大澤さん)
ボートレーサーになるには、体力試験、学科試験、適性検査など、第3次まで続く試験に合格した後、やまと学校で1年間の訓練を受け、国家試験に合格しなければならない。入学者は毎年約40人、倍率は40倍に上る。しかも厳しい訓練から、最初は40名だった同期は卒業時には23名に。「お気楽に始めてしまった」と言うお2人だが、ボートレーサーに適した資質があったのだろう、2006年にプロデビューを果たした。
3年前に結婚したお2人が、夫婦でボートレーサーである悩みとして挙げるのは1か月以上会えないことがあること。ボートレーサーはおよそ4~6日を一節として、全国24か所のボートレース場で開催されるレースを転戦し、レース中は外部との連絡もいっさい禁止されているためだ。
「でも奥さんがボートレーサーでいい点はたくさんあります。仕事のことは理解してくれますし、自分のレースを見てくれているのは心強いですね。お互いにアドバイスができるのは、楽だしプラスになります」(森作さん)

1年間、やまと学校で苦楽をともにした同期と石垣島でダイビング

新婚旅行は海がきれいな南の島に行きたいと、ニューカレドニアへ

海の中にいることに感動

水に関わる職業であるボートレーサーであり、泳ぐのも海も大好きという大澤さんと、スポーツならなんでも好きという森作さんがダイビングを始めたのは、自然な流れだったのかもしれない。ところが森作さん、最初は乗り気ではなかったという。
「じつは僕、泳げないんですよ。嫌と言ったんですが『申し込んじゃったから』と半ば強制的に。もうプール講習中は怖くて、顔を水に漬けるのが嫌なんです」(森作さん)
プール講習は恐怖でしかなかったという森作さんだが、海に潜ると一変。ダイビングに夢中になった。
「泳げないぶん、反動がすごくて(笑)。最初に感動したのが、水底から水面を見上げたときですね。自分が海の中にいることに感動しました。未知なる海の中を見られ、世界観ががらりと変わりました」
「講習が終わった時に、彼が『楽しいよね』と言ったので『でしょ』って当然のように答えました。彼は慎重派ですが、やればきっと好きになってくれると思っていました」

すっかりダイビングのとりこになり、講習を受けた伊豆の海に通い詰め、同期のレーサー9名で石垣島にも潜りに行った。
「石垣島はすごくきれいですね。私はサンゴとカラフルな魚たちが好きで、デジカメで撮り続けていました」(大澤さん)
「マンタに感動しましたね。僕は魚を見るので精いっぱいで、焦っちゃって写真を撮れないんですよ。撮るのは彼女に任せています」(森作さん)

得意戦法でファンを魅了する

慎重派の森作さん、行動派の大澤さん。その性格はお2人のレースにも現れている。 「ボートレースは見た目以上にハードです。体力も精神力も消耗しますから、レースで最高のパフォーマンスが出せるよう、日頃から身体づくりをしています。ボートレースは落水したら大けがにつながりますから、僕はぜったいに落ちない、転覆しない乗り方をしています。目指すのはモンキーターン※がカッコイイ、ターンで魅了する選手です。ターンするごとにファンが1人ずつ増えてくれたらいいなと思っています」 いっぽう行動派の大澤さんは、スピードのあるターンを得意とする。ボートレースでは、3回ターンマークを周回するが、最初のターンで順位が決まることが多い。大澤さんはトップスピードのままアウトコースから他の艇を一気に抜く戦法を得意とする。 「これ以上上げたら転覆する寸前までスピードを上げて、外側からコースを攻めます。今は産休中ですが、来春からはママさんレーサーとして復帰します。家族全員が協力してくれるので、いっそうがんばろうと思っています」


モンキーターンをキメる森作選手

森作選手の出走予定

10月9~13日戸田、10月18~23日住之江のレースに出走予定。以後のスケジュールはボートレース公式サイトの「ボートレーサー検索」から確認できる。
www.boatrace.jp

ボートピア岩間

茨城県笠間市押辺2560-1
Tel.0299-37-6868
HP:www.bp-iwama.com

01,230インチの大画面で、迫力あるレースが展開される
02,2階建ての「ボートピア岩間」。広々とした敷地に駐車場も完備
03,2階の特別観覧席はゆったりとレース観覧できる
04,プライベートな空間が確保できるロイヤルルーム

茨城県初の場外発売場として平成16年にオープン。今年10周年を迎えた「ボートピア岩間」は、常磐道・岩間インターから1分と、車でのアクセスはバツグン。浜名湖の全レースをはじめ、関東5場(桐生、戸田、江戸川、平和島、多摩川)、SG・GI競走およびナイターレースの舟券を発売する。館内には、230インチの大型映像と臨場感あふれる音響システムが設置され、映像と音響によるボートレースのダイナミックなスピード感が体感できる。1階は452席の一般席、各机に19型液晶モニターが付いたロイヤルルーム(57席、1日2,000円)、2階には特別観覧席(195席、1日700円)がある。

「ボートピア岩間」ではファンサービスイベントを随時開催。毎週日曜日は「ヤングファンサービスデー」(35歳以下20名)、金曜日は「シルバーファン感謝デー」(60歳以上30名)、火曜日は「レディースデー」(女性20名)。それぞれ先着で2階特別観覧席へご招待。