今月のダイバー ボートレーサー 茅原 悠紀さん

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今月のダイバー ボートレーサー 茅原 悠紀さん

ダイビングとの共通点は
感性が磨かれること

文=須賀 潮美 人物撮影=加藤文雄

 

ボートレーサーを目指して一直線

国内におよそ1600人いるボートレーサーは、実績によりA1~B2の4つのランクに分けられている。トップランクのA1は全レーサーのうち20%しかいない。その中でも茅原悠紀選手は、今年は賞金獲得ランキング31位(9月21日現在)につけ、12月に開催される賞金王シリーズ戦を射程に収めている。弱冠27歳にして、昨年の獲得賞金は3700万円を超えた。茅原さんがボートレーサーを目指したのは、中学生の頃という。
「じつは小学校の頃は、ボートレーサーにだけはなりたくないと思っていたんです。親父の夢は息子をボートレーサーにすることで、目が悪くなってはいけないと、テレビゲームを禁止されたりして。それって子供にとっては理不尽でしょ」
ところが中学2年生の頃、父親といっしょにボートレースを見に行くと気持ちは一変。将来はボートレーサーになると決めると、脇目も振らずに突き進んだ。
「見れば見るほど、ボートレーサーはカッコよくって。華麗にターンを決めて、楽しそうにレースをしてお金を稼ぐ。もうそこから一直線ですよ。高校はボートレーサーに必須のエンジンやプロペラ調整を学べるからと工業高校を選び、面接試験で『ボートレーサーになるために入れてください』と言っていました。アマチュアでボートレースを行っている所があると知ると、『なんでも手伝いますから』と雑用をやらせてもらったりしていました」
24時間、ボートレーサーになることだけを考え、15歳2※になるとすぐにボートレーサー養成学校(やまと学校)の入学試験を受けた。誰よりも思いは強かったが、レーサーへの道のりは平坦ではなかった。
「1次試験の学科で落ちちゃうんですよ(笑)。小・中学校で勉強をしてこなかったので、中学卒業程度の学科ができない。勉強は大嫌いでしたけど、ボートレーサーになるためと思い、高校生なのに中学生の塾に入って、必死で勉強しました。塾の費用も親に出してもらったら真剣みが失せると思って、自分でバイトしたお金で行きました」
受験5回目にして競争倍率約40倍の試験を突破し、やまと学校に入学。だが、やまと学校では、同期で入学した40名のうち、1年の訓練期間中に半数が脱落するほどの厳しい日々が待っていた。
「確かに体力的には厳しいですが、ボートのことだけを勉強すればいい。大好きなことができると思うとなんでも頭に入るし、なんでもできました。僕は楽しくてしかたがありませんでした。自分がやりたいと思ったことはとことん追求したい、探究心が湧いてくるんです」


ご自慢のカメラで撮った石垣島のマンタ

見たままの海中風景を写真に撮りたい

自分の好きなことはとことん突き詰めるという茅原さん。その探究心は趣味のダイビングでも発揮されている。
「海の中にあんな世界が広がっているとは想像すらしていなかったんです。めちゃくちゃ楽しくて。最初に潜ったとき、海底の石につかまっていたら、目の前にいるハゼが同じかっこうで僕のほうを見ている。かわいいなぁと。海の中はすべてがこれまで見たことのないものばかりで、インスタントカメラで写真を撮って現像したら、肉眼で見たのとまったく違ってがっかりしました」
 自分が見た風景をそのまま写真に撮りたいとインストラクターに相談すると「だったら最高級のものを買ってしまったほうがいい。見た目以上にきれいに撮れる」と総額80万円を超えるカメラをすすめられた。これまで写真撮影の知識はまったくなかったが、思い切って購入すると、長期の休みを利用して石垣島へ。ガイドに撮り方を教えてもらいながら、毎日のように潜り、サンゴ礁やマンタなどをとことん撮りまくった。
「とにかく海の中に感動して、子供に見せてあげたいと思ったんです。僕は自然が大好きで、家に写真を飾っておけば、子供たちの目に触れ、海を好きになってくれると思ったんです」
 茅原さんはボートレースとダイビングに共通するものとして、五感を研ぎ澄ます感覚を挙げる。
「ダイビングをしていると感性が磨かれますね。ボートレースではエンジンの音に耳を傾けたり、レース場の日々刻々と変わる水面のコンディションを感じ取り、エンジンやプロペラを調整したりします。繊細で研ぎ澄まされた感性がすごく大事なんですよ。ダイビングでは、水の温かさ、冷たさ、光、自然の風などを身体のすべてを使って感じています。ダイビングもボートレースも五感を総動員して、一瞬の輝きを追い求めるところが似ていると思いますね」


切れ味のあるターンが茅原さんの持ち味。コーナーでスピードターンを決める

茅原選手の出走予定

11月7~12日児島、11月16〜20日多摩川のレースに出走予定。以後のスケジュールはボートレース公式サイトの「ボートレーサー検索」で確認できる。
www.boatrace.jp

ミニボートピア井原

岡山県井原市下出部町519-4
Tel.0866-67-3321
HP:mbp-ibara.com

01,国道R313に面した「ミニボートピア井原」は駐車場完備
02,スタッフは皆笑顔でお出迎え
03,天井が高く解放感のある一般席は80席
04,各席に快適な椅子と個別モニターを設置した有料席(フリードリンク付き。一般2,000円、会員1,500円 35席)

2013年12月に岡山県初のボートレース場外舟券発売場としてオープンした「ミニボートピア井原」は、児島ボートレース場が開催する全レースをはじめ、全国で展開されるSG、G1、ナイターレースなど、1日最大4場、48レースの舟券を発売する。接客サービスに力を入れ、すべてのスタッフの気持ちのいい応対と新しい設備の快適さから、連日ボートレースファンでにぎわっている。国道R313に面し、山陽自動車道「笠岡」「福山東」から約20分、駐車場は306台完備され、車でアクセスしやすいロケーションに立っている。

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