モルディブダイブサファリ 6つの願いを叶える、エキサイティングクルーズ

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モルディブダイブサファリ 6つの願いを叶える、エキサイティングクルーズ

モルディブではダイビングクルーズのことを、ダイブサファリと呼ぶ。
主に、アフリカで大型野生動物を追い求めて旅するスタイルのことを“サファリ”というが、
いくつもの環礁をこえ、名だたるポイントを潜り巡り、ジンベエザメやマンタといった大物たちを制覇していく、血湧き肉踊るモルディブのダイビングクルーズは、まさにサファリと呼ぶにふさわしい。
なかでも王道ルートと呼ばれるダイブサファリは、海に魅せられたダイバーなら誰もが思い描くであろう
6つの願いが1航海で叶ってしまう、いいとこ取りの夢のクルーズ。
リピーター率が高いと評判のアイランドサファリロイヤル号に乗船し、ファンタスティックで刺激的なダイブサファリの真骨頂を体験した。

写真=古見きゅう、文=曽田夕紀子、協力=ワールドツアープランナーズ


餌を求め、ダイナミックに泳ぎ回るジンベエザメ。太陽光にきらめく、斑点模様を間近にみる感動は、何度味わってもいいものだ

人気の大物を総なめにしてしまうオールスター的ダイビング。
今回のダイブサファリでは初日の1本目から驚かされた。空港からほど近い、南マーレ環礁の「サンライトティラ」でマンタにすんなりと会えてしまったのだ。かと思えばその後も潜る度、グレーリーフシャーク、ナポレオン、イソマグロ、ウミガメ、マダラトビエイ、モブラといった大物たちに代わる代わる出くわす。いつもは主役級の生き物たちも、モルディブなら遭遇率が高く、何度でも出会えるため、じょじょにありがたみが薄まってしまうほどだ。
大物まみれで感覚が麻痺してきた頃、一瞬にしてシャキンと覚醒させてくれるのがジンベエスイムである。アリ環礁南端の「ホエールシャークサーチングエリア」では、プランクトンが集まりやすい地形をしているため、ジンベエたちが頻繁に出没。1航海でのジンベエ遭遇率はなんと90%! と、信じられない数字をたたき出しているという。
クルー総出でサーチをし黒い影を見つけると、船中に「ジンベエ!」の声が響く。何度経験しても心躍る瞬間。急いで支度をして海に入れば、口を開け、一心不乱に泳ぐジンベエがぶつからんほどの近距離で出迎えてくれる。


例年秋に限定開催されるバア環礁ルートは、通称「ぐるぐるマンタ」と呼ばれる数十枚のマンタの捕食シーンが目玉

感情の読み取れない無機的な瞳に射抜かれた瞬間、反応が鈍くなっていた頭にドーパミンの波がビュンビュンと押し寄せ、つかの間、恍惚としてしまう。
100枚近くのマンタが見られるバア環礁ルート、2〜3月に限定開催予定のイルカやカジキなどのスーパー大物を狙う赤道越えルートなど、大物と出会えるチャンスは他にも数知れず。時期を変えルートを変え、あるいは同じルートでも何度も来たい。そう思わせる真価がこの船には紛れもなくあった。

栄養豊富なモルディブの海では、グレーリーフシャークも丸々太っていてデカい「サンライトティラ」で出会ったマンタ。クリーニングステーションになっているアオウミガメ、タイマイは飽きるほど会える。しかも超接近戦!


「フィッシュヘッド」の隠れ根を覆い尽くすベンガルスナッパーは、ワイドレンズにも収まりきらない数。この写真の10倍以上は群れていた

“泳ぐ”というより“降る”といったほうが正しいかもしれない。モルディブの象徴的な1シーンである、リーフに無数に群れるキンギョハナダイを見てそう思った。モルディブの海は、とにかく魚影が濃い。その圧倒的な群れ方は、さながら、だまし絵でも見せられているかのような錯覚に陥るほど独特だ。
雨のように降り注ぐハナダイたち、所狭しとコロニーを林立させるモルディブアネモネフィッシュ、視界を黄色に染めるイエローバックフュージュラー、中層に壁を作るギンガメアジなどなど、ポイントや環境によって群れで見られる魚の種類はもちろん異なるが、今回とりわけ心を動かされたのは、アリ環礁の「フィッシュヘッド」で群れていたベンガルスナッパーたちだった。ヨスジフエダイによく似たこの魚はインド洋の固有種で、よく見ると、ヨスジに比べて色の継ぎ目に濁りがなく、より鮮やかな体色をしているのが分かる。そんな美しい魚が巨大な隠れ根を、まさに言葉通り覆い尽くすほどに群れているのだ。例えるのなら、黄色い大河。群れに接近すると川の流れは形を変えるが、数が規格外なため、流れ自体が途切れることはない。このポイントでは、もともとヨスジフエダイの群れが圧倒的な数で群れていたのだが、いつしか勢力図が代わり、ベンガルスナッパーたちがとってかわったのだという。見紛うほど似ている2種類だが混泳することはあまりなく、今では、オーバーハングの影で肩身を狭そうに泳ぐヨスジフエダイの小さな群れを時折見かけるくらいだ。
モルディブの首都、マーレは、世界一人口密度が高い街と言われている。その街のエネルギーを彷彿とさせるほど、モルディブの海中は命がひしめいていた。

リーフの上で群れていたホウセキキントキクマザサハナムロの群れにアタックするロウニンアジ。水中でドン!という鈍い音が聞こえるモルディブアネモネフィッシュのコロニー。こちらも画角には収まらないほどの数!


水中にいることを忘れてしまいそうな水色の花畑。幻想的な景色に心奪われてしまう

美しい海中風景を評して、「竜宮城のよう」とはよく言ったものだ。浦島太郎の物語からとられたその比喩は、言うまでもなく海に存在するであろう楽園のことを指す。そして、多くの人が思い描くその楽園像とは、おそらくサンゴやソフトコーラルといったカラフルな背景が土台になっているのだと思う。
ダイブサファリでは、そうしたいわゆる竜宮城的なポイントへも軽快に連れて行ってくれる。大物のイメージが強いが、カラフルでファンタジックな水中景観も間違いなくモルディブの魅力の1つだからだ。ことさら、あまたのソフトコーラルが群生するモルディブらしい景観は、他に類を見ないくらいに美しい。モルディブの海はプランクトンが多く栄養豊富なため、1つ1つのソフトコーラルが立派に育ち、しかも森のように密生する。その結果、心を揺さぶるような別天地ができあがるのだ。
途方もないほどフォトジェニックで、多くの水中写真家が心を奪われたという逸話を持つのが、アリ環礁の「マーロスティラ」である。ここはどういうわけか、オーバーハングに珍しい水色のソフトコーラルがみっしりと群生。無数のソフトコーラルのトンネルにハラハラとハナダイが舞う幻想的な光景を目の前に、ここは花畑? 雪景色? と一瞬海の中にいることを忘れてしまいそうになる。もしもここが竜宮城で、自分が浦島太郎だったら? 確かに帰りたくなくなるかもしれない、と、あまりの美しさにちょっぴり真剣に想像を膨らませてしまった。

テーブルサンゴの上を彩るイエローバックフェユージュラー「ナシモティラ」にも水色のソフトコーラルが群生。カラフルな魚が群れるとまさに竜宮城のよう!ピキピキ、みっしりのエダサンゴにウミガメがのんびり。癒やしのシーンも盛りだくさん


大物狙いが多いうえ、個体数も多いので被写体を奪い合う必要なし。あちこちで人気マクロの撮影会が行われる

大物との遭遇率が高い、という恵まれた環境が助長させている感もあるが、モルディブでは大物たちを差し置いて(例えば、頭上を泳ぐマンタをスルーして!)、水底近くのマクロに夢中になる、というダイバーもじつは少なくない。理由は、シンプル。それだけマクロが面白いから。とりわけ、インド洋、モルディブの固有種探しは、海底に沈むお宝を探しているかのように心弾むものだ。
あまたある固有種のなかでも、代表的で人気の魚を5種類、独断で挙げてみたい。
モルディブらしいシーンの1つとして紹介されることの多いパウダーブルーサージョンフィッシュはニザダイの仲間。その名の通り美しいパウダーブルーのカラーリングと大胆なデザインによるフォトジェニックな見た目が人気の理由だ。砂地で人気のドラキュラシュリンプゴビーは、ネジリンボウによく似ているが、赤いラインが特徴。インド洋固有のチョウチョウウオは数多いが、とくに人気なのは白と黒のツートンカラーのブラックピラミッドバタフライフィッシュ。モルディブの固有種ということでいうと、カラーブレニーと呼ばれるカエルウオの仲間、ハナクマノミに似ているが色合いがより優しいモルディブアネモネフィッシュなどもいる。
モルディブの海中のそこかしこで見ることができる固有種たち、これら美しい生き物たちに難なく会えるのもクルーズの醍醐味の1つと言っていいだろう。

岩場にたくさんいるカラーブレニー。モルディブでは普通に見られるが人気の被写体だイヤースポットブレニー。その名の通り、耳の後ろのちょこんとした黒い斑点がかわいい繊細なドット柄が美しい、インド洋固有種のスポテッドバタフライフィッシュ


夜の海に光る水中ライトは、映画「スターウォーズ」のライトセーバーのよう。突進してくるマンタはまるで宇宙船だ

「ナイトマンタ」は、太陽が水平線に身をよせて、空と海との境目が曖昧になる頃、仕掛けが配される。クルーズの船尾に点される、巨大な白熱灯。闇が深まるのと比例するように、プランクトンが光に吸い寄せられて密集し、そこは局地的にプランクトンイーターたちの食堂と化す。1枚、2枚とマンタが姿を現し始めたら、そうっと漆黒の海に身体を滑りこませる。着底し、中層までぼんやりと届く淡い白熱灯のスポットライトを見上げると、マンタのシルエットが幻想的に浮かびあがった。かと思えば、口を大きく開けたマンタが自分に向かって突進してくるのに気付き、思わずのけ反る。手持ちライトの光に集まるプランクトンを食べるためなのだが、「補食されるんじゃ?」と不安が頭をかすめるほどの迫力。日中では考えられない距離感と、月光に包まれたようなドリーミーな夜の海の世界観に、クラクラするほどの陶酔感が続く。
正直、人工的なアクションによって確実性と演出効果を高めたアトラクション的ダイビングのことを、これまでは"子どもだまし"と斜に捉えていた。が、「ナイトマンタ」然り、餌を求めるナースシャークがリゾートの桟橋に川のように集う「アリマタ」然り、スケールの大きな生命力にあふれたモルディブの海で体験するそれは、まさに規格外。あまりにも刺激的で感動的な夜に、これまでの認識を改めざるを得なくなった。

フェリドゥ環礁のリゾート〈アリマタ〉の前で潜るナイトは迫力満点。マダラエイの姿も別名「ナースシャークリバー」と呼ばれる「アリマタ」のナイト。まさに川のようにうごめくナースシャークにゾゾッ!「アリマタ」のナイトでは、ロウニンアジもビュンビュン。ぶつかりそう!


夕暮れに染まる海と空。淡いオレンジから漆黒に変わるまでをただただ眺めるというぜいたくなひととき

例えば8日間のダイブサファリなら、1日目の夜に乗船し、7日目にチェックアウト&下船。たっぷり6日間は洋上生活を送ることになる。そこで頭に浮かんだのが、果たして船上で時間を持て余したり、飽きたりしないのか? ということだった。
リピート率の高さがその快適性を証明しているアイランドサファリロイヤル号では、全客室にエアコン、トイレ、シャワーを完備。移動中はもちろん部屋で寛いでもいいが、ウッド調の広々としたレストランで食事をとったり、リビングのソファーで読書をしたり、デッキで景色を楽しみながら談笑をしたり、と過ごし方は自由自在。潜って、食べて、寛いで、寝るだけというシンプルなサイクルを繰り返していく洋上生活は、非日常なくらいに怠惰かつ、ほどよく刺激的できわめて幸せな休日スタイルだ。
クルーズダイビングの長所には、人々との出会いということも挙げられると思う。世代も職業も性別も異なるあらゆる層の人が偶然乗り合わせ、数日間の洋上生活をともにする。そこで得られる心の交流は、場合によってはダイビング以上に人生において重要な意味を持つこともあるかもしれない。といっても自主的に距離を置けるくらいのプライベート感も保たれているため、気が向いた時に気が合った人と時間を共有できる自由さ、気楽さもまたいい。
飽きるだなんてとんでもない。下船時にはもっと乗っていたい、と後ろ髪を引かれるほどには洋上生活の虜になっていた。

ラダ、肉、魚、揚げ物、カレー、ご飯もの、フルーツなどバランスのとれた料理記念ダイブ、誕生日など特別なお祝いには、デコレーションケーキを用意落ち着いた雰囲気のレストラン。自由に食べられるブッフェスタイル

①トップデッキ②客室(スイートルーム)③2F後部デッキ④レストラン
船の屋上にあたるトップデッキは、寛ぎスペースとして最適。自由に使えるリクライニングチェアに腰掛けて優雅な時間を。客室は、5タイプ10室。そのうち一番広く、ゴージャスな部屋がトップデッキにある。窓も広く明るい部屋で、バスタブ付き。ソファーとテーブルが並んでいて、移動中寛ぐことができる。洗濯物を干すスペースとしても活用されており、便利な物干棚が置かれている。広々とした食堂エリア。朝、昼、晩とそれぞれダイビング後に食事を摂る場合が多い。2本目のダイビングの後は、手作りのおやつも振る舞われる。
⑤バー⑥1階後部デッキ⑦リビング⑧厨房
各種アルコールやカクテルを注文できるバースペースも。ミネラルウォーターは、バーの横にある冷蔵庫から、毎日1本2ℓが無料で支給される。喫煙スペースを兼ねた寛ぎエリア。部屋は禁煙なので喫煙するなら外がルール。バナナの房がかけられており、熟した実から自由にとって食べてOK。レストランにそのまま続いている談話室。テレビを中央にソファーがぐるりと完備され、周りは雑誌や本がいっぱい。移動中はここで寛ぐ人が多い。ここで調理担当のクルー達が毎食の準備を行う。クルーが釣った魚をここでさばいて提供することも。
⑨操縦室⑩客室(スタンダード)ドーニディンギー
大きなクルーズ船をコントロールする操縦室。写真は、このアイランドサファリロイヤル号のキャプテン。全室シャワー&トイレ、エアコン付。日本の電化製品がそのまま使えるプラグも用意されている。2人部屋と3人部屋の、スタンダードな客室。ダイビング時は本船ではなく、ダイビング専用ボートの「ドーニ」に乗って移動をする。コンプレッサーを搭載しタンクに直接充填可能なので、同じタンクをずっと使用するスタイル。トイレ完備。ジンベエスイムやローカルの島へ乗船する時などは、モーター付きの小さなボート(ディンギー)を使用する。
ガイド陣シェフ
フィリピンのリロアンマリンビレッジで4年間ガイドをした後、モルディブサファリをガイドして7年目の実力派ガイド、的場充弘さんをメインガイドに、経験豊富なモルディブ人ガイドが脇を固めている。料理担当は2人。日本人の好みに合わせた味付けを意識しながらも、ご当地感のある食材や料理が好評。
デックボーイ&ルームボーイキャプテン&バーマンドーニクルー
ルームキーピングやデッキの設備管理調整などを行う2人。ベッドメイキングでは毎日楽しみになるくらいシーツアートがかわいい!右がアイランドサファリロイヤル号を操縦しているキャプテン、左がバーを任されているバーマン。どちらも気さくなナイスガイ。ドーニの操縦やエントリーやセッティング時のサポートを行ってくれるスタッフ。コンプレッサーの充填作業も3人で行っている。

1〜3月のモルディブは・・・

快晴、べた凪、高透明度。
さらに、イルカやカジキ、ハンマーなど大人気の生き物たちとの遭遇率が高くなる、乾期のモルディブサファリ!
ベストシーズンのモルディブに、アドレナリンをだしに来ませんか!

 ワールドツアープランナーズ

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