今月のダイバー ボートレーサー 土屋 千明さん

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今月のダイバー ボートレーサー 土屋 千明さん

海が大好きなボートレーサー

文=須賀 潮美 人物撮影=尾崎たまき

 

ママになってもボートレーサー

もの心つく頃からボートレーサーになると決めていた土屋千明さん。父はオート(自動二輪)、弟の智則さんはボート、2012年に結婚したご主人はオートで活躍する森村亮さん。ジャンルは違えど、レーサーファミリーの一員である。
ボートレーサーは全国におよそ1600人、そのうち202人※の女子レーサーが在籍する。ボートレースの一般戦には男女混合戦もあり、男性レーサーを抜き去りさっそうとゴールする女性レーサーの勝ち姿から、ボートレースファンになる人も多い。実力がすべてのボートレースの世界は、男女、年齢のハンディはない。だが、女性レーサーが違う点は、出産という大きなライフイベントがある点だろう。ひと昔前には、女性レーサーは結婚、出産を機に引退するのがあたりまえだったが、今では出産後に復帰することは珍しくない。昨年、土屋さんも瑠心君を出産し、1年半の産休を経て、今年3月に復帰したママさんレーサーの1人だ。
「復帰して半年、やっとレースの勘が取り戻せてきました。レース中は最高速度80㎞で、隣の艇とぶつかり転覆することもあります。いいポジションに入るため、ぜったいに引きません。けがをすることもありますが、それが怖くて辞めようと思ったことはありません」
1歳になる瑠心君を抱き、瑠心君に顔を向けるときは優しい母の顔になり、レースのことを話すときはきりりと引きしまった顔になる。これまでは自分のためだけに走ってきたが、これからは子供のためにと思うと、さらに気持ちが強くなったという。

レースの緊張から解放されるダイビング

土屋さんが初めてダイビングをしたのは高校生の時。家族旅行で訪れた佐渡島で体験ダイビングができると知ると、思わず申し込んでいた。
「もともと海は大好きだったので、お父さんにおねだりして。当時から本格的にやりたいと思っていましたが、それはしっかり自分で稼いでからと思っていました」
そしてボートレーサーになり初めての旅行は、Cカード取得を目的にセブ島へ。講習は難しいと聞いていたが、もともと泳ぎは得意だったことから、スムーズに進んだ。
「セブ島は透明度が高くてめちゃくちゃきれいでした。スノーケリングと違ってスクーバはずっと潜っていられるじゃないですか。ハマりましたね」
その後、土屋さんは、沖縄本島の恩納村に休みがあれば通うようになる。7年ほど前、選手仲間との沖縄旅行で、1人でふらりと現地ダイビングサービスを訪れたことがきっかけとなった。
「他のメンバーは家族連れで、独身は私だけだったんです。だから、1人でダイビングに行こうかなと思って。沖縄の人は会ったら友達じゃないですか(笑)。インストラクターと仲よくなり、ゲストとも仲よくなり、1人でもまったく平気だったんです。その後、時間が出来ると沖縄に行ってダイビングするようになりました」
ダイビングの魅力の1つは、一人でも楽しめることだろう。現地に行けば、必ずダイビング仲間が出来る。共通の趣味を持つ友達の輪が広がっていく。土屋さんもまとまった休みがとれると沖縄に飛び、気心の知れたスタッフやゲストとダイビングやシーカヤックなどで、大好きな海を楽しんだ。


レーサー仲間と訪れたバリ島。ダイビングで緊張感を解きほぐす


まったく水を怖がらない瑠心君。将来はいっしょにダイビングしたいと考えている


レース中は離れ離れになるため、日頃はたっぷりスキンシップ

見たままの海中風景を写真に撮りたい

「ダイビングは浮遊感が好きで、ドリフトダイビングも大好きです。海に行くと、不思議と仕事のことがパンと消えてしまうんです。日頃は遊んでいるときでもふと仕事のことが頭に浮かんでしまうんですが、潜っている間だけはまったく浮かばないんです」
ボートレースは6艇で1周600mのコースを3周し、順位を競う。勝敗はスタートから第1コーナーを周回するわずかな時間で決まることもある。レース前はエンジンやプロペラの調整を行い、レースに向けて、極限まで集中力を高めなければならない。
「レース中の集中力はすさまじいものがあります。勝つことしか考えていませんから。レースをしているときとダイビングをしているときの大きな違いは心拍数ですね。レース中はめちゃくちゃ空気を吸って心拍数もそうとう上がっていますが、私、ダイビング中はほとんど空気が減らないんです。穏やかで身体も心もリラックスできているからじゃないでしょうか。自然と緊張から解き放たれて、スイッチをオフにできる感覚がダイビングの大きな魅力です」。


ターンに切れのある土屋選手。コーナーから直線へ、一気に攻める

土屋選手の出走予定

1月4~9日 尼崎のレースに出走予定。以後のスケジュールはボートレース公式サイトの「ボートレーサー検索」で確認できる。
www.boatrace.jp

ボートピア栗橋

埼玉県久喜市栗橋東6-204-17
Tel.0480-55-1300
HP:www.boatrace-toda.jp/kurihashi

01,国道4号線沿いに立つ「ボートピア栗橋」
02,大型モニターで臨場感あふれるレースが楽しめる自由席(576席)
03,繭をイメージしたロイヤルルーム「コクーン」は在席投票ができ、快適でプライベートな空間でレースが楽しめる(1日3,000円)
04,テーブルシートの指定席は全132席(1日2,000円)

ボートレース戸田の全日程や全国のSG、GⅠレースやナイターレースまで、さまざまなレースが楽しめる「ボートピア栗橋」。1階、2階の一般席は、4面ある143インチの大型モニターで迫力の映像を楽しめる。さらに2階には座席間にゆとりを持たせた「一般指定席」、最高級の設備を整え、くつろいだ雰囲気でレースが楽しめるロイヤルルーム「コクーン」などがある。駐車場も1116台完備。JR宇都宮線・東武日光線〈栗橋駅〉、東武日光線〈南栗橋駅〉の両駅からのシャトルバスもあり、アクセスもいい。

2015年2月にオープン5周年を迎える「ボートピア栗橋」では、5周年記念のイベント&キャンペーンを計画中