今月のダイバー“ボートレーサー 岸 恵子さん”

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今月のダイバー“ボートレーサー 岸 恵子さん”

有言実行!
優勝したら器材購入

文=須賀 潮美 人物撮影=加藤文雄

 

絶好調の女子ボートレーサー

昨年、目覚ましい活躍をした岸恵子選手。優勝は4回、そのうち1回は11月に開催された「レディースチャレンジカップ」で自身初となるGⅡレース初優勝を飾り、年末に賞金女王を決するGⅠレース「クイーンズクライマックス」に駒を進めた。2014年獲得賞金ランキングは女子選手の8位となった。
「選手生活で最良の年になりました。残念ながら年末のレースは不完全燃焼で、いい結果が出せませんでしたが、これは1から出直すための戒めと思っています」
自身でレースを分析し、気持ちを切り替え次に進むことができるのは、一流選手の証でもある。岸さんは40歳を超えて最高の勝率を上げ、A1クラス※をキープする。遅咲きともいえる躍進の陰には、年齢を重ねたことで経験値が高まり、メンタル面も強くなったことがあるという。
「自分に厳しくできるようになって、成績が上がってきました。以前の私は、もっとやらなきゃいけないのに、腰が痛いからとか、できない理由を考えていました。30代半ばから、とにかくやってみることに変えたことと、経験を重ねたことが大きいですね。年齢が上がってずうずうしくなったことも、成績に反映しているかもしれません(笑)」
本来はインドア派で、休日には1日中ゲームをしていたのを切り替え、とにかくアクティブに身体を動かすことを心がけた。
「身体を動かしていると考え方も前向きになって、そこからいいことが増えたと思います」
※およそ1600人のボートレーサーは、実績によりA1~B2の4つのランクに分けられている。トップランクのA1は全レーサーの20%


思い切って一式を購入したマイ器材でのダイビング

ダイビング前のレースは“優勝”のジンクス

アクティブに切り替えた岸さんは、一昨年、選手仲間と石垣島に行く機会を利用して、Cカードを取得することにした。
「ずいぶん前にグアムで体験ダイビングをした時に、餌付け用のパンを持たされたら狂奔した魚にグワ~っと囲まれて、それがトラウマになっていましたが、せっかく行くのだからと前向きに講習を受けました。石垣島は体験の時とまったく違って、水もきれいで一瞬で夢中になってしまいました。無重力感が気持ちよくて、なんでもっと早く始めなかったんだろうと思うくらい、ゆったりした感じが心地よかったんです」
インストラクターとも気が合い、お店やゲストの雰囲気も気に入った岸さん。ここなら1人でも楽しめると、その後のファンダイビングは1人で行こうと考えていた。
「選手仲間に『ダイビングに行く!』と言うと、僕もと声が上がり、いっしょに行くことになりました。同行した原田幸哉選手は沖縄在住でCカードを持っていて、池田浩二選手は体験ダイビングをしたんですが、ダイビングにハマり『絶対Cカードを取る!』と言い切りました。ダイビング仲間も増えそうです」
長くダイビングを続けたいと思った岸さんは「次に優勝したら、器材を買う」と宣言した。それによりモチベーションが上がったのか、宣言直後のレースに優勝した。

「去年の6月にダイビングに行く予定にしていたので、器材購入宣言したら優勝して、すぐに揃えました。けっこうな出費でしたが、そのために頑張ったんだからとひるまず、思い切って買いました。9月にもダイビング計画を立てていたら、行く直前のレースで優勝したんです。インストラクターには『ダイビング前のレースは優勝できるから、毎月おいで』と言われました(笑)」

ダイビングがもたらした好循環

岸さんがこれまで趣味にしたものは、ロードバイクやフットサルなど、体力強化をすることができ、結果、仕事につながるものを選んでいたという。だが、仕事に生かそうとする趣味は、心の底から楽しみ、リラックスすることはできなかったかもしれない。初めて仕事を離れるための趣味として選んだダイビングをすることで、そのことに気付いた。
「海に潜った瞬間に、仕事のことは一切考えないですね。地上のことがすべて忘れられます。これは、今までになかった経験です」
 ダイビングで嫌なことや落ち込んだことが忘れられるのは、多くのダイバーが実感していることだろう。岸さんはそれに加えてもう一つ、思わぬ効果があることに気付いた。
「9月には優勝直後の高揚した状態で行ったのですが、潜ったらすごくリラックスできたんです。その時に、成績が悪い時だけじゃなく、いい時もトゲトゲしているんだと気づき、張りつめた緊張感を解放することができました」
 ダイビングを始めた直後から好成績が続く岸さん。今年も年末のクイーンズクライマックスを目指して、アクティブにダイビングを楽しみ、気持ちをリフレッシュしてレースに臨もうと考えている。


レーサー仲間の池田浩二選手(写真中央)と原田幸哉選手(写真左)と楽しんだ石垣島

岸場選手の出走予定

3月10~15日若松、3月24〜29日浜名湖のレースに出走予定。以後のスケジュールはボートレース公式サイトの「ボートレーサー検索」で確認できる
www.boatrace.jp

エディウィン鳴門

徳島県鳴門市撫養町大桑島字濘岩浜48-67
Tel.088-685-8111
(鳴門市企業局競艇事業課)
HP:www.naruto-kyotei.gr.jp/eddywin

01,施設の最大収容人数は750人、682台の駐車場を完備
02,1日500円で利用できる有料席は人気が高い
03,広々として明るい投票ホール
04,天井の高さは4m。開放的な一般席広々として明るい投票ホール

ボートレース鳴門(護岸工事&施設改修中。2016年、リニューアルオープン予定)に隣接する外向発売所。鳴門が休催中も全国で展開されるSG・GIやナイターレースなどの舟券を年間最大360日、朝7時からナイター終了の20時過ぎまで、1日最大5場60レースを発売する。女性や高齢者でも気軽に訪れられるように、施設は内外ともバリアフリーを採用し、自動ドアや「誰でもトイレ」を設置。電子マネーを使ってキャッシュレスで舟券が購入でき、利用額に応じてポイントがたまる、便利でお得なICカード(なるちゃんeCLUBキャッシュレスカード)も好評。

選手のトークショーや舟券抽選、粗品の進呈など、ファンサービスは毎月(月に複数回の場合もある)開催されている