興奮マックス!西表島オガンで、超ミラクルダイビング!

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興奮マックス!西表島オガンで、超ミラクルダイビング!

西表島 オガン!超ミラクルダイビング!

仲ノ神島、通称「オガン」
キラキラと光る水面の先に見えるのは仲ノ神島、通称「オガン」。神々しいこの島はカツオドリの営巣地。海の中は果たしてどのような魚たちが待ち受けているのか潜る前からドキドキがとまらない

「オガン!」大物好きダイバーの間では、あこがれを持って語られる西表島のビッグポイントだ。外洋に位置するその海に潜れるチャンスが非常に高まるのが夏! 大物にまかれる興奮マックスのダイビングを体感するなら、今だ!

写真と文=尾﨑たまき
取材協力=ダイビングチームうなりざき西表店
月刊ダイバー2015年9月号掲載

本格的な夏とともに、西表島に「オガンの季節」がやってきた。天候に左右されやすく、1年のうち数十日しか行くことができないと言われるオガンは、何が現れるかわからないダイバーあこがれの場所。そこへ、頻繁に船を出しているのは〈ダイビングチームうなりざき西表店〉くらいしかない。それも4艇の船と10人のスタッフがそろっているからできることだ。ダイバーのスキルや嗜好に合わせてボートを振り分け、オガンでガンガン潜りたい人、近場でのんびりしたい人と、受け入れ態勢万全。だからみんなが満足できる。

今回は、大物を狙って、ベテランガイド森脇さんとともに初オガンへ。

■オガン「三の根」で涌き上がるカスミアジの大群に遭遇!

気合十分で快晴の空を仰ぎ『ミスうなりざきⅦ号』に乗り込んでいざ出港。ボートを走らせること約1時間、猛々しい仲ノ神島、通称「オガン」が見えてきた。カツオドリの営巣地でもある島周辺にはたくさんのカツオドリが舞い、島からはヒナの鳴き声が聞こえてきてなんとも賑やかだ。
まず「東の根」で森脇さんが潮をチェック。潮当たりがイマイチということで「三の根」へ移動する。
「他のポイントでは潮の大小や干満の時間などによってある程度は潮の流れが読めるんですけどオガンは複雑で」と森脇さん。実際入ってチェックしないとわからないという。

船長の吉坊さんと、人気ベテランガイドの森脇純さん
船長は「オガン」をこよなく愛する男、吉坊さん。
そして海中を案内してくれるのは、西表島ガイド歴13年、超人気ベテランガイド森脇純さんという贅沢コンビ

期待に胸膨らませ、「三の根」にエントリーした。とにかく青い! 透明度は50m以上ありそうだ。最初のターゲットはカスミアジの群れ。カスミアジの群れは警戒心が強く人の気配を感じるとあっという間に逃げていくので、岩に沿って移動する。私には見えていなかったが、どうも森脇さんには、目指す先に何かが見えているらしい。魚と駆け引きしながら間合いを詰める。こんもりした根に隠れるように向こうをのぞき込むと……、いたー! カスミアジの大群!
そのタイミングで森脇さんの裏技が登場した。ペットボトルを太鼓のようにドンドン叩くのだ。すると、カスミアジがわーっとこっちに迫ってきて、左右に分かれて目の前を横切っていった。あっという間の出来事に胸の高鳴りが収まらない。カスミアジのこれほどまでの数の群れを見たのは初めてだった。

■逃げるそぶりすら見せない堂々のイソマグロたち

その後、イソマグロ数十匹が悠然と通過。近寄っても逃げるそぶりも見せない。さらにバラクーダの小さな群れも登場し、スゴすぎるオガンを1本目から見せられてしまった。
「カスミアジは新月に群れるという情報があるんですよ。やっぱり当たりましたね」
森脇さんの頭にはいろんなデータが入っているようだ。だてに13年間西表島でガイドをしているわけではない。さすがだ。

イソマグロ
「三の根」へエントリーしてすぐ真下にいたイソマグロの群れ。
待てば待つほど群れがどんどん大きくなっていく

バラクーダ
「「三の根」でカスミアジやイソマグロの群れを見たあと現れたのがバラクーダ。
群れは小さかったが近くまで寄っても逃げることがなく美しかった

2本目は東の根。ビルのような大きな根の周りをイソマグロやバラクーダが回遊している。岩の間のクレバスを抜けると、ギンガメアジの群れに遭遇。次から次への出会いに興奮が続く。

東の根
オガンの中で「三の根」と並んで大物が現れるという「東の根」。
トップが17mほどの巨大な岩の周辺には、常に何かが現れそうな空気が漂っている

オガンにはこのほかにも、巨大なイソバナが咲き誇る「天馬崎」や、洞窟の隙間から差し込む光が美しい「西のスポット(光の宮殿)」などがある。天気にも恵まれた今回は西のスポットの光の演出がとにかく見事だった。ここは洞窟から出ると、カンムリベラやツユベラの幼魚などもいて、ワイドもマクロものんびり撮れる浅めで穏やかなポイントだった。

西のスポットの洞窟
比較的穏やかな「西のスポット」で見られるのが、洞窟の切れ間から降り注ぐ光の神秘。
見上げた太陽が穏やかな気持ちへと導いてくれる

巨大なイソバナ
「天馬崎」では根と根の間やオーバーハング部分に1mは優に超える巨大なイソバナがいたるところで見られる

翌日、再度オガンへ、そして再度「三の根」へ。エントリー直後、イソマグロたちがぐるぐる回っている。昨日よりも多い数にまたもや興奮。どんどん集まってくるイソマグロを夢中になって撮っていると、自分もイソマグロの一員になったようだった。
ホントにスゴすぎるオガン! だから、たくさんのダイバーがオガンを目指して、何度も〈ダイビングチームうなりざき西表〉にやってくる。初オガンで、すでに病みつきになりそうだ。

●夜、見上げれば満天の星空。これも、おおらかな自然からの贈り物

西表島、満天の星空
すばらしい星空が見られるロケーションも〈ヴィラうなりざき〉の自慢の1つ

Stay Information

白崎海洋公園

ヴィラうなりざき
八重山郡竹富町字上原133
Tel.0980-85-6146


ワンランク上の滞在が楽しめる海辺のリゾート。自然あふれるロケーションでジャグジープールもある
◉客室数=12
◉インバス、TV・クーラー(無料)、ドライヤー、電気ポット、小型冷蔵庫完備

白崎海洋公園

イルマーレウナリザキ
八重山郡竹富町字上原10-162
Tel.0980-85-6146


全室オーシャンビューのダイバーのためのリゾート。レストランの食事も手ごろな価格でおいしい
◉客室数=40(ツイン22、シングル18)
◉インバス、TV・クーラー(無料)、小型冷蔵庫完備

イルマーレウナリザキのレストラン
沖縄の魚や野菜をふんだんに使った料理が楽しめる〈イルマーレウナリザキ〉のレストラン

POINT Information

西表島から南西約30km、外海にポツンと浮かぶ弧島が仲ノ神島、通称「オガン」。
地形はダイナミック、透明度は常に40mを超える。黒潮の支流がかかるため流れが速いことも多く、技術と経験が求められる。そのため、〈ダイビングチームうなりざき西表〉では、ダイビング経験本数50本以上(推奨100本)、フリー潜降、中性浮力ができること、などの参加条件を決めている。オガンを狙いやすいのは、5月・6月上旬・7〜9月

イルマーレウナリザキのレストラン
トイレと温水シャワーを完備した大型ボートでオガンを目指す

Diving Service

ダイビングチームうなりざき西表店

ダイビングチーム うなりざき西表店

八重山郡竹富町字上原10-172
Tel.0980-85-6146
www.unarizaki.com

西表島の老舗ダイビングサービス。今回は「オガン」メインでガイドしてもらったが、もちろんビギナーからベテラン、シニアまで、それぞれのニーズに応えてくれる。これも、複数のボートとベテランスタッフが揃っているからこそできること。ホテルから歩いて数歩のところに港があるため便利だ。海に沈む夕日が見られる展望台もすぐ近く