世界遺産グレート・バリア・リーフ ダイバー的3つの楽しみ方

ダイバーオンライン

ダイビングスポットの検索、ダイビングライセンスの取得、ダイビングツアーを探すならダイバーオンライン

twitter facebook DIVERMAG instagram 月刊DIVER

世界遺産グレート・バリア・リーフ ダイバー的3つの楽しみ方


サンゴ礁として初めて世界自然遺産に登録されたグレート・バリア・リーフ(以下GBR)。
総面積は日本列島とほぼ同じという、世界最大のサンゴ礁地帯だ。
それだけに、潜るエリアによって水中シーンもさまざま。
日帰りトリップはもちろん、数日間かけて巡るクルーズならばよりスペシャルな体験ができる!
今回は、中でもオススメな3つの潜り方をご紹介しよう

写真=鍵井靖章 情報提供=DIVE 7 SEAS

ミンククジラと泳ぐ!ミンキークルーズ

毎年6月中旬〜7月中旬にかけてほぼ100%で遭遇可能なミンククジラ。予約はお早めに

毎年、南氷洋より子育てのために北上してくるミンククジラを狙ったクルーズ。基本的には、船から流したカレントロープからスノーケリングで観察するが、もちろん水中での遭遇もあり! 非常に好奇心の強いクジラなので、じっとしていれば手の届きそうな所まで寄ってくる。見られるシーズンは6月中旬~7月中旬の約1か月間のみ。期間内にその海域に潜れば、ほぼ100%遭遇できる。


ダイブセブンシーズがミンクツアーで使用する『スポイル・スポート号』はカタマランタイプなので揺れに強く、居住性もいい。まるでホテルで過ごしているよう

TRIP INFO.


◉シーズナリティ>>6月中旬~7月中旬の期間限定
◉スケジュール>>6日間
◉モデルスケジュール>>1日目 日本発→2日目 ケアンズ着→3日目 クルーズ出港(船内 3泊4日)→6日目 朝ケアンズ到着、日本への帰国便に搭乗
◉ダイビングスタイル>>クルーズ・スタイル。GBR北部の有名ダイビング・ポイントである「コッドホール」「スティーブスボミー」「ライトハウスボミー」などを回りながら、ミンククジラが出たら、ステイして泳ぐスタイル

日帰りで楽しむエイジンコートリーフ

巨大なヤイトハタとの遭遇。なかなかフレンドリーな魚

「エイジンコートリーフ」は、ケアンズから日帰り圏内で行ける最北端のリーフ。外洋に近いため新鮮な海水が流れ込みやすく、透明度も比較的よく、なにより日帰り圏内でナンバー1の美しいサンゴ礁を見ることができる。ヤイトハタ、バラクーダ、ミンククジラ、ザトウクジラ、ヘアリーゴーストパイプフィッシュ、バリアリーフアネモネフィッシュ、時期によっては、スパイニークロミスの子育てが見られたりする。南太平洋の固有種が多く住み着き、セイルフィンドティーバックなどのメギス類も豊富だ。

上:青い海中で、見応えのあるサイズの魚との出会いもある
下:さすが世界遺産! 豊かなサンゴ礁とリーフフィッシュが奏でる海中世界

TRIP INFO.


◉シーズナリティ>>ダイビングは通年可能。水温は1~3月がもっとも高く、最高で29℃。乾期(4~11月)は水温が下がるが(23℃程度)、透明度抜群の時期
◉スケジュール>>5日間。日本発の飛行機が夜行便のため、到着日は市内観光がベター。ダイビングを2日間行うとすると、帰国日まで含め5日間必要
◉ダイビングスタイル>>ダイビング専用の大型カタマランで日帰り。ビュッフェスタイルの昼食やダイビング後の温かい飲み物などのサービスもある

左:クイックシルバー社の『ポセイドン号』または『シルバーソニック』を使用。大型カタマランボートなので居住性が高く快適に過ごせる
右:エビなど魚介類をはじめ、ボリューム満点のビュッフェランチ

世界中のダイバーが憧れる沈船ヨンガラレック

ヨンガラレックに潜ったら、必ず会える大物! タマカイ(クィーンズランドグルーパー)

ケアンズから約400㎞以上離れた「エアー」という町の沖合いに100年以上前に沈んだ豪華客船『ヨンガラ号』。「オーストラリアの『タイタニック』」と呼ばれる全長110mにも及ぶ沈船が、水深約35mの海底に眠っている。沈んだ位置や海流によって、今では多くの魚たちの住みかとなっている。周辺ではタマカイ(クィーンズランドグルーパー)、バラクーダ、マンタ、マダラトビエイ、ギンガメアジの群れなどが高確率で見られる。船内に入ることは法律上できないが、外観はしっかりと残っているので雰囲気は満喫できる。

左上:中型魚のハンティングシーンも見られ、海中はパレードのような賑やかさになる
右下:リーフの上には生命がいっぱい。ツバメウオの群れも目の前を泳ぐ

バラクーダの群れに大接近。ちょっと怖いくらい

ヨンガラレックは、生き物たちが暮らす大きな魚礁。ひとつの生命体のよう

TRIP INFO.


◉シーズナリティ>>ダイビングは通年可能
◉スケジュール>>5日間。日本発の飛行機が夜行便のため、到着日に移動。翌日にダイビングを2日間行うとして、帰国日まで含めると5日間必要
◉ダイビングスタイル>>「ヨンガラレック」にアクセスするには、ケアンズから400km以上南下した町まで行く。〈ダイブセブンシーズ〉が開催する「ヨンガラレック」ツアーに参加する方法がいちばん簡単。ナイトロックス対応

Diving Service

ダイブセブンシーズ/DIVE 7 SEAS

Tel.(+61)7-4041-2700
HP:www.dive7s.com Mail:dive7s@dive7s.com

ケアンズ在住8年、2代目オーナーの濱岡尚治(通称ゲン)さんをはじめ、全員が日本人ガイド&スタッフの老舗ダイビングサービス。生き物や、水中写真を撮るタイミングに詳しく、日本人ダイバーが楽しめるきめ細かなサービスが魅力。店舗はケアンズの中心地に立つ「オーキッドプラザ」2階にある。6月はミンククジラウォッチツアー、通年でヨンガラレックツアー、11月は超ビッグポイントで秘境中の秘境「ホームズ(ホルメス)リーフ」への遠征ツアーにも注目だ。

オーストラリアの基本情報

  • 国名 >>オーストラリア連邦
  • 首都 >>キャンベラ
  • 公用語 >>英語
  • ビザ >>入国時にビザが必要。日本人の場合、観光や商業目的での短期滞在なら、在日オーストラリア大使館のHPからETA(電子入国許可システム)での申請や代理店からETASの手続きが可能
  • 時差 >>クイーンズランド州は日本+1時間
  • 電圧 >>240-250V ハの字型、50Hz
  • 通貨 >>オーストラリアドル。A$1=約83円(2016年1月現在)
  • スーツ >>5~8月は5㎜ワンピース、それ以外の時期は3㎜以上
  • 気候 >>南半球にあるケアンズは常夏。11~3月まで日中の気温は30℃を超える日が多い(夜は23~25℃くらい)。冬にあたる4~10月でも日中は26~28℃程度になる。1年を通して日差しが強いので日焼け止めやサングラスは必需品
  • 環境保護税 >>GBRのクルーズでは、サンゴ礁の保護や港湾使用料などを含め1日当たりA$20を現地ダイビングサービスを通じて支払う

世界自然遺産 登録年=1981年。オーストラリア北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯。長さ2,600km以上、総面積344,400㎢以上の広大なサンゴ礁は生物多様性を支え、1500種の魚、400種のサンゴをはじめとした多種多様な生き物が暮らしている